ハワイで買える減塩醤油(Low-salt soysauce)と塩分量の確認方法の解説
味が濃い料理が多いハワイでは、摂取する塩分量が気になります。
キッチン付きのホテルやタイムシェア、バケーションレンタルで滞在の方はご自身で料理して調整される場合も多いと思います。
今回は、ハワイで売っている減塩醤油のご案内と、塩分量の確認方法について解説しています。
ハワイで減塩醤油(Low-salt soy sauce)は買える?
ハワイは古くから日本からの移民が多く、和食や和風の料理も多いため醤油は比較的簡単に手に入れることができます。
スーパーには大体アジアの食材コーナーがあり、日本の食材、調味料ですと、醤油や味噌、わさびなどが手に入ります。
最近は健康志向も強くなり減塩醤油も並んで売られています。
「減塩醤油」は英語で
- Low-salt soy sauce
- Less sodium soy sauce
- Lower salt soy sauce
などと書かれています。
よくスーパーで売られている減塩醤油
- キッコーマン
- アロハ醤油
キッコーマン
皆さんが良くご存知の日本の会社「キッコーマン」。
アメリカで醤油を根付かせた会社です。その影響は絶大でロコの人達が醤油のことを「Kikkoman」と呼ぶほどです。
通常の醤油はラベルが赤で、減塩醤油はラベルが緑です。
アロハ醤油
こちらはハワイのローカルの会社になりますが、キッコーマンに並ぶ認知度と人気を誇ります。
日本の醤油とは味が異なります。若干甘口で口当たりがマイルドです。
キッコーマンと同様に通常の醤油はラベルが赤で、減塩醤油はラベルが緑です。
塩分量の確認方法
ハワイで買える減塩醤油は実際どれくらい塩分量が含まれているかご案内する前に、成分表の表記方法についてご案内します。
アメリカで売られている食品、食材には、日本と同様に成分表が付いています。
ここを見れば何の成分がどれくらい含まれているかがわかります。
塩分に関しては、塩分量では表記されずにナトリウム量で表されます。
ナトリウムは英語で”Sodium”
よく”Sodium”は「塩分」と訳されますが、厳密にいうと”Sodium”は「塩分」と異なります。
"Sodium"と塩分は若干違う
“Sodium”(ナトリウム)は単位が”mg”で表されます。
塩分は”g”になります。
“Sodium”と「塩分」の間には以下の式が成り立ちます。
Sodium(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)
1日の摂取量の基準
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)では、1日あたりのナトリウム(Sodium)の食塩相当量の目標値は18歳以上男性が7.5(g)未満、同女性が6.5(g)未満となっています。
一般社団法人 全国腎臓病協議会によりますと人工透析をされる方は塩分量6g以下に抑えることを推奨しています。
塩分量6(g)をSodiumの量に計算すると
6(g)×1000÷2.54=2362(mg)になります。
キッコーマンのSodium量
キッコーマンの醤油の裏に記載されている成分表を見てみます。
成分表には1Tbsp(15ml)あたりに含まれる量として記載されています。
“1Tbsp”は、「大さじ1杯」のことです。
- 通常の醤油:960(mg)
- 減塩醤油:590(mg)
約40%少なくなっています。
アロハ醤油のSodium量
アロハ醤油の裏に記載されている成分表を見てみます。
こちらの成分表にも1Tbsp(15ml)あたりに含まれる量として記載されています。
- 通常の醤油:780(mg)
- 減塩醤油:620(mg)
約20%少なくなっています。
アロハ醤油の方が減塩率は低いですが元々の醤油のsodiumの量は低いです。
ハワイ滞在中にご自身で調理をされる場合、日本からどんあ調味料や食材を持って行ったらよいか悩む方もいらっしゃいます。
醤油、減塩醤油に関しては、日本から持ってくる場合荷物になってしまうので、現地調達で良いと思います。
今回ご紹介させていただいた成分表の数字は実際に成分表に記載されているものとなりますが、実際にハワイで購入される前にご自身でも成分表を確認していただくようお願いします。
今回は以上となります。
- 投稿者: hiromifuruta
- 投稿日: 2021年1月4日